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リバティーフーズの挑戦

代表取締役社長 鳥山 雅庸

 日頃よりセブン-イレブンのパンをご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。弊社は茨城県常総市と福島県郡山市にある3つの工場で、茨城、栃木、福島の、約1,332店舗(2017年5月時点)のセブン-イレブンにパンを納めさせていただいております。全国商品に加え、良質な地元素材を取り入れた地域商品の開発を行いながら、お客様、お店の皆さま、地域の皆さま、そして弊社とが、幸福な循環のなかで共に伸びゆくことを念頭に、日々おいしいパン作りに情熱を傾けて参りました。

 茨城県常総市(旧石下町)で操業を始めて20有余年。その間さまざまなことがありました。2011年の東日本大震災では、食品メーカーとしての使命に燃え、茨城工場は震災当日、震源からも近く被害が甚大だった福島工場も設備業者さん達のご協力を得て迅速に修理を進め、2日後から工場を稼働させました。福島第一原発からも50数キロの立地でしたので、ガソリン、原料の配送など多くの課題を解決しながら乗り切りました。多くの人に必要とされたパンを製造・納品できたことは従業員一同の誇りと自信になりました。

 2015年の鬼怒川決壊の際も、いち早く避難所に出来立てのパンをお届けし、たくさんの方に喜んでいただけたことは、地元の企業として当たり前のことではありますが、誇らしく思えた瞬間でした。

 思い返せばいくつもの難局を迎えつつ、それでも弊社の最もシンプルなテーマから目をそらしたことはありません。それは、お客様においしいパンをお届けするということです。2017年4月、最新の機能を備えた(新)茨城工場が操業を開始しました。この工場では「おいしいパンを作るための設備・環境」「従業員に優しい製造現場・就業環境」「省エネルギー」など今までリバティーフーズがやりたかったことを実現しています。

 私たちはセブン-イレブンのPB商品を作っているので社名は商品の裏にしか出ませんが、裏に刻まれているリバティーフーズの社名を確認してくださる方が増えることも密かに期待しています。

 今後更に「リバティーフーズのパンはおいしいね」と、多くの方に喜んでいただけますよう、小さな気づきに真摯に向きあい、大胆な挑戦も行えるような行動力を忘れず、たゆまぬ前進を続けて参ります。より一層のご支援、ご愛顧をお願い申し上げます。